2007/02/21

もう、あの先生に診てもらいたくない。

 「もう、あの先生に診てもらいたくない」
そういう妻の言葉に私は同意をしました。
「なんで最初の先生が主治医でなかったのだろう」
 妻は首を傾げます。
実は福大病院に入院する時、紹介状を持って行ったので、当然その先生が主治医になるのだろうと私も妻も思っていました。
ところが、最初にお会いしたきりで、以後はM城医師が主治医のようになったのです。
 なぜ、そうなったのかは分かりませんが、最初に会った先生は非常に優しそうな先生で、あの先生だったら、と私達が思ったのは間違いありません。

 どこもそうですが、大きな病院になればなるほど外来の待ち時間は長くなります。
通院に切り替わるとこの待ち時間の長さが非常に苦痛になりました。
朝9時に行って診察してくれるのが12時過ぎなのです。
毎回こうですから、元気なものでも堪りません。

 待ち時間が長い理由はいくつか考えられます。
まず考えられるのは患者の数が多いということです。
次に患者1人当たりにかける診察時間が長いためです。
3つ目は医師がスローペースだからです。
 そこである時、待ち時間の長さが上記のどれから来るのか観察することにしました。その結果驚くべきことが分かりました。
なんとM城医師は診察室に来る時間が遅いのです。
さらに不思議なのは、他の医師に比べて診ている患者の数は少ないのに待ち時間が長いということです。
もちろん、その分丁寧に診察しているなら、それは非常にいいことです。
ところが、どうもそうではなさそうです。
 それは時々受付の女性にM医師になにかを尋ねて欲しいと頼む時に、毎回決まって非常に困ったような顔をするからです。
しかも簡単な確認事項でも非常に待たされます。
 ある時などは受付の若い女性が涙ぐんでいたので、私達が頼んだことでM城医師に泣かされたのではないかと思い、「意地悪されたのではないでしょうね」と声 を掛けると「いいえ、そんなことはありません」と答えはしましたが、どうもM城医師は横暴な態度で周囲の人達に接しているのではないかと、その時思ったもの です。

 「○○さん、お待たせしましたね。△番にお入り下さい」
そう外来患者を呼ぶ優しそうな声が聞こえました。
なかにはそんな医師もいるんですね。
「待たせてごめんね」
 ひと言そう言われるだけで気持ちがスッと明るくなるものです。
それにしても、病院の外来待ち時間の長さはなんとかならないのでしょうか。