2006/11/05

ナチュラルキラー細胞の活性化と日本ヤマニンジン

 ドクターから「末期」と聞かされはしましたが、それでもまだ私は楽観的でした。それにはいくつかの理由(と呼べるかどうか)がありました。
 1つはそれより以前から健康食品を飲ませていたことと、入院してすぐアガリクスとAHCCを常飲させていたからでした。
そして抗ガン剤の24時間投与もプラスに働くと考えていました。

 以前から飲ませていた健康食品とは「日本ヤマニンジン」です。
これはたまたま「わかさ」という雑誌社の依頼で取材をしたのがきっかけで私が飲み始めたもので、妻にも飲ませていました。

 「日本ヤマニンジン」は朝鮮人参に似ていることから付けられた名前で、日本にしか存在しない珍しい薬草です。自生地は九州の霧島山系、四国剣山系、紀州半島というごく限られた地域です。
 霧島地方では江戸時代から「神の草」と呼ばれてきたようですが、薬効が確かめられた昭和になってからで、手足の血行障害が原因の突発性脱疽で足指の切断を宣告された高木孝一さんが、日本ヤマニンジンの根を煎じて飲んだところ回復したため、成分研究を愛媛大学医学部の奥田拓道教授に依頼したのでした。
 その結果、この薬草には血小板の凝集を抑制する作用があることが分かりました。

 ここでは詳細な説明は省きますが、日本ヤマニンジンには血流をよくする作用があるということです。
 その後の研究でインシュリンの抹消での働きを高める作用や、発ガンプロモーターを抑制するとともに、ガン細胞を攻撃するナチュラルキラー細胞の増加・活性化作用があることも分かりました。
つまり高血圧の防止や糖尿病、ガンにも効果があるということです。